睡眠不足のデメリット
夜勤ありの働き方をしている看護師のなかには、睡眠不足や睡眠の質の低下に悩まされている方もいるでしょう。特に厄年を迎える頃の女性は、睡眠不足にならないよう気をつけたいところ。睡眠不足は、体調を悪くするきっかけにもなり得えますし、美容にも大きな影響が出ると考えられます。たとえば、体調面では昼間に眠くなる、頭がぼうっとする、疲れが取れない、といったことが懸念されます。場合によっては頭痛や貧血、吐き気などを伴うこともあるかもしれません。このような状態で看護業務を行えば、仕事でミスをする可能性が上がってしまいます。注意が必要な厄年には、睡眠不足を起因とする事故や怪我に注意したいものです。一方、睡眠が美容面に及ぼす影響としては、肌荒れや眼の下のクマ、便秘、ダイエット効果の低下といったものが考えられます。看護師は、多くの患者さまと接する機会の多い仕事だけに、見た目のコンディションを気にする方も多いでしょう。美容情報の中には「質の良い睡眠」が健康にも美容にも良いと書かれたものをよく目にします。不規則な生活の中でもできるだけ睡眠時間を確保できるよう、生活することが大切になってくるでしょう。
質の良い睡眠とは
睡眠の仕組みをひと言でいえば、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の繰り返しです。「レム睡眠」のときは眠りが浅く、このときに記憶の定着や整理、感情の調整が行われます。一方、「ノンレム睡眠」のときは眠りが深く、脳の動きも穏やかです。体温や消化器官など生理的な機能を休ませ、心身の休息を促すとされています。この睡眠リズムが日々の疲労やストレスを解消してくれて「質の良い睡眠」となるのです。
睡眠の質を高める方法
質の良い睡眠をとるには、まず、入浴の時間を意識しましょう。入浴は就寝の1時間前がおすすめです。温度は、少しぬるいと感じる38度前後が良いとされています。副交感神経の働きが良くなることで、眠りやすくなるでしょう。一方、就寝前にパソコンやスマホを触るのは控えたいところ。目から入る強い光は脳の緊張を継続してしまい、深い眠りに入る妨げになり得ます。また、就寝前のカフェインやアルコールも避けたほうが良いです。就寝前は、ホットミルクやリラックスしやすいハーブティなどを選ぶようにします。就寝時には、アロマ精油を使うのもおすすめです。ラベンダーやイランイランなどの精油をティッシュに1滴落とし、枕元に置いておくだけでもリラックスしやすくなるでしょう。